「出荷が月に数十件しかないのに、発送代行は頼めるのか」と迷う方は少なくありません。結論として、小ロットでも頼める会社は多くあります。ただし、小ロットで損をするかどうかは、単価ではなく固定費と最低条件で決まります。
この記事では、小ロットで発送代行を選ぶときに確認したい項目と、固定費を含めて1件あたりの総額を出す方法をまとめます。
小ロットで困るのは、単価より「条件」
発送代行の見積もりでは、1件あたりの単価に目が行きがちです。しかし出荷件数が少ないうちは、次のような「条件」のほうが総額に効きます。
| 確認する条件 | 小ロットで起きやすいこと |
|---|---|
| 最低出荷件数 | 条件を下回ると、そもそも受け付けてもらえない |
| 最低保証料(月額の最低料金) | 出荷が少ない月でも一定額がかかり、1件あたりが割高になる |
| システム利用料・月額固定費 | 件数が少ないほど、1件あたりに乗る金額が大きくなる |
| 保管料の単位 | パレットや坪など大きな単位だと、少量の在庫でも広めに計算される |
| 初期費用 | 立ち上げ時にまとまった金額が先に出ていく |
つまり、小ロットの場合は「単価が安いか」より先に、固定でかかる費用がいくらか、最低条件が自社の物量で満たせるかを見る必要があります。
固定費を含めた「1件あたりの総額」で比べる
固定費の影響は、次の式で見るとはっきりします。
1件あたりの総額 =(月の固定費 + 変動費の合計)÷ 月の出荷件数
次の表は、考え方を示すための仮の数字です(実際の料金ではありません)。変動費は1件500円、A社は月額固定費なし、B社は単価が安い代わりに月額固定費が20,000円かかる、という想定です。
| 月の出荷件数 | A社(単価600円・固定費なし) | B社(単価500円・固定費20,000円) |
|---|---|---|
| 30件 | 600円 | 約1,167円 |
| 100件 | 600円 | 700円 |
| 200件 | 600円 | 600円 |
| 500件 | 600円 | 540円 |
単価はB社のほうが安くても、月200件を下回る間はA社のほうが得になります。自社の月間出荷件数で計算し直さないと、どちらが安いかは分からないということです。さらに、物量が増えたときにどう変わるかも見ておくと、立ち上げ期から成長期までの総額を想像しやすくなります。見積もりの項目そのものの見方は、3PLの見積もりの見方で詳しく説明しています。
小ロットで発送代行を選ぶときのチェックリスト
見積もりを依頼する前後に、次の項目を確認してください。
受付の条件
- 最低出荷件数や、最低ロットの決まりはあるか
- 「1個から」とあっても、スポットの単発依頼まで受けてもらえるのか
- 物量が少ないことを理由に、あとから断られることはないか
費用の条件
- 月額の最低保証料やシステム利用料はあるか。ある場合の金額は
- 出荷作業料に、入荷・ピッキング・検品・梱包・配送のどこまでが含まれるか
- 保管料はどの単位で計算するか(パレット、坪、棚、個数)
- 初期費用は必要か
運用の条件
- いま使っているカート・受注管理システムとつながるか
- ラベル貼りやギフト包装など、自社の作業を頼めるか
- ネコポスなどの小型便に対応しているか(小さな商材が多い場合)
小ロットでよくある失敗
単価だけで選んで、固定費で割高になる
先ほどの表のとおり、件数が少ない時期は固定費の影響が大きくなります。単価の安さを大きく打ち出している見積もりほど、月額の固定費の有無を確認してください。
将来の物量を見ずに、今の条件だけで決める
小ロットから始めても、売上が伸びれば出荷は増えます。逆に、繁忙期だけ件数が増える商材もあります。物量が変わったときに、単価や固定費がどう変わるかを契約前に聞いておくと、後から切り替える手間を減らせます。
発送を自社で続けるべきかを決めていない
出荷が少ないうちは、自社で発送したほうが安い場合もあります。委託に切り替える目安はEC発送代行に切り替えるタイミングで整理しています。「いまの発送作業に何時間かかっているか」を出してから、委託するかどうかを決めると判断しやすくなります。
ハシゴロジの3PLで対応できる範囲
ハシゴロジの3PL(物流代行)は、小ロットの立ち上げ期から使える設計です。サイトに掲載している内容は次のとおりです。
- 受付ロット:1個から受け付けています。最低出荷件数の条件はなく、出荷件数が少ないことを理由にお断りすることはありません
- 出荷作業料:1出荷550円〜(税抜・60サイズの場合の目安)。入荷・ピッキング・検品・梱包・配送までを含みます。60サイズ〜260サイズに対応し、全国一律です(沖縄県・離島地域を除く)。サイズ・作業内容・物量により変動します
- 保管料・流通加工費:別途、個別見積もりです。保管料はパレット単位・坪単位でお見積りします
- 小型便:ネコポス、ゆうパケットなどにも対応しています
- 付帯作業:ラベル貼り、ギフト包装、チラシ同梱、セット組みなどに対応しています
- システム連携:API・CSVで、いまお使いのカートや受注管理システムと接続します
料金は物量・商材・作業内容で変わるため、商材と月間の出荷件数をお知らせいただければ、概算をお出しします。ご相談・お見積りは無料です。
よくある質問
月に数十件でも発送代行は頼めますか。
会社によります。最低出荷件数を設けている会社もあれば、1個から受け付ける会社もあります。依頼前に、最低件数と最低保証料の有無を確認してください。
小ロットだと割高になりますか。
固定費がある会社では、件数が少ないほど1件あたりが割高になります。固定費の有無と金額を確認し、自社の件数で1件あたりの総額を計算すると、割高かどうかが分かります。
スポットで一時的に頼むことはできますか。
会社によって異なります。キャンペーンや繁忙期だけ頼みたい場合は、スポット対応の可否と、そのときの料金体系を確認してください。
まとめ
- 小ロットでも頼める発送代行はあるが、最低出荷数と固定費で総額が変わる
- 単価ではなく、固定費を含めた「1件あたりの総額」を自社の件数で計算して比べる
- 物量が増減したときの条件も、契約前に確認しておく
ハシゴロジの3PL(物流代行)は、1個からの受付と、出荷作業料1出荷550円〜(配送料込み・税抜)で小ロットの立ち上げ期に対応しています。内訳を明示してお見積りしますので、見積依頼はこちらからご相談ください。


